永代供養というのは、寺院などが、遺族や親族の代わりに供養や管理を行うという供養方法を指します。どのような方が利用するのかというと、お参りや管理をしてくれる後継者がいないという場合や、お墓の場所が遠くて管理が難しい場合、そして子どもに面倒を掛けたくない場合などが挙げられるでしょう。
これらの事情は都市部で多く見られるため、主に都市部での需要が増えていると言われています。永代供養の方法に関しては、いくつか種類があり、それぞれに費用なども異なってくるという特徴があります。まず屋外で行われる場合は、複数の遺骨をまとめて共同の墓碑に埋葬する合祀タイプと、それぞれの墓碑に個別に埋葬するという個別タイプがあると言えるでしょう。
特に合祀タイプは、個別タイプと比べると費用もかなり安いですし、屋外のタイプでは主流となっています。次に屋内で行われる場合は、ロッカーのような区切りに個別に納骨するロッカータイプや、仏壇とセットになった形の霊廟タイプ、そしてエレベーターで遺骨を取り出せる機械タイプなどが知られています。
また永代供養の期間に関しては、33回忌までといったように期間が決められており、それを過ぎると合祀されるのが一般的だと言えるでしょう。
